1人での参戦も、友達との参戦も、アリーナやライブハウス、トークやお渡し会など、規模も形式ももさまざまなイベントに参加してきたわたしが感じる、ぼっち参戦のメリット&デメリットを紹介します。
ざっくり参戦履歴
イベントに通い始めて、気づけば約10年。
最初は小さなライブハウスでのイベントで、推しがゲスト出演する現場でした。ネット上での交流もなかったので当然友達はおらず、X(旧Twitter)で同じイベントに参戦する人を見つけて、現地で待ち時間を一緒に過ごしてもらったのを覚えています。
そこから少しずつ本格的に参戦するようになり、ある小さな現場に3年ほど通う中で、いつのまにか会場の半数以上が知り合いに。友達ばかりなので連番の必要はなし、終演後のご飯の約束も必要ないほど、友達に囲まれるようになりました。
その後、他のジャンルに続々とハマったことで参戦スタイルが少し変化。イベントによっては一緒に行く友達がいるものの、基本はぼっち参戦がメインに。
新しく友達ができることもなく、今でもずっとひとりで参加しています。
もちろん友達がいるのも楽しいですが、ひとりでも楽しく参戦しています。
ぼっち参戦のメリット
気を遣う必要がない
友達と参戦する場合、自分勝手に動くばかりではいられないもの。どれだけ仲の良い相手でも、多少の気遣いはあった方がよいもの。
例えば、いつも行かない場所でのイベントの時、終演後にご飯に行こうとなって、せっかくだから近くで美味しいものを食べたいという人と、場所に関わらずできる限り安く済ませたい人。特に遠征した際に金銭感覚が合わないのは少し辛いです。似た例として、会場までの交通手段やホテルも価値観の違いが大きく出ます。
一人なら、自分の価値観のみで選ぶことができるので、好きなところにお金を使って、重要視しないところはお金をセーブすることができます。
物販でランダム賞品があった場合にXで交換相手を探して待ち合わせ場所を決めるのも、一人だととても動きやすいです。もちろん友達と一緒にいる場合でも、交換を探したいのはお互い様なので、一度分かれて後で集合する場合もありますが、友達の動き方を意識しなくていいのはとにかく気持ちが楽です。
自分の価値観で決めることができて、柔軟にスケジュールを決めることができるのは、ぼっち参戦の大きなメリットです。
時間や場所に縛られない
ぼっち参戦で縛られているのは、イベントに直結する会場や物販の場所や開場・開演時間や整列の時間のみ。
万が一遅刻した場合でも、不利益を被るのは自分のみで済みます。
当然遅刻をするのはよくないですが、電車の遅延などで時間通りに着くことができずに待たせてしまった経験が何度かあります。友達と連番でチケットを持っていて、分配できない場合は待ってもらって一緒に入場するしかないし、分配できる場合や別々で並んでも問題ない場合も、自分だけでなく、友達も一人で並ぶことになります。
特に物販列に並ぶのが遅くなり、目当てのグッズが売り切れてしまった時は本当に申し訳ない気持ちになるものです。
一人の場合、もちろんいい場所を確保できない場合もあるし、グッズを買えないことはありますが、心理的ダメージはかなり少ないです。
また、これはかなり限られたシチュエーションではありますが、ライブハウスなど、自由に場所を選べる場合、推しからのファンサをもらうために細かく場所を決めたいことも。隣同士で見るために、毎回相談して、譲ったり譲ってもらったり。隣で見ることを諦めたこともありました。
イベントの前後に予定を入れやすい
友達と参戦する場合、終演後にご飯に行ったり、空いた時間でおしゃべりをしたりしたいもの。
ぼっち参戦の際、わたしは前後の時間を有効活用して、例えば遠征先で別の推しのポップアップショップへ行ったり、聖地巡礼をすることがあります。友達と一緒の場合でも着いてきてもらうこともありますが、やはり興味のないものについてきてもらうのは申し訳なく感じてしまいます。
また、遠征した先に住んでいる友達に声をかけてご飯に行く予定を立てることもあります。遠くに住んでいる友達と会える機会は貴重なので、遠征する機会を活用しています。
ぼっち参戦のデメリット
話す相手がいない
ぼっち参戦の最大のデメリットは当然話す相手がいないこと。ひとりで参戦する際は、開演までの待ち時間はもっぱらスマホでSNSを見ています。
気持ちの問題ではありますが、少し寂しいです。
とはいえ、イベントに集中することができるので、おしゃべりに夢中でモニターに映し出される映像や推しの影ナレを聞き逃す心配が少ないのは嬉しいポイントです。推しに関するものは一言一句逃したくない場合は1人の方がおすすめです。
また、イベント終わりにはその時の興奮そのままで語り合いたいもの。
1人の場合、相手がいないので文字にしてXに投稿するしかありません。もちろん文字でも興奮そのままに吐き出すことはできますが、同じ熱量を返してくれる相手の存在はとても大きいです。
自力で情報を把握しておく必要がある
イベントを最大限に楽しむためには情報を逃さないことが大切。
自分が見逃していた情報や覚えていない情報、知らない情報も、複数人いれば誰かしらが把握しているかもしれません。
余裕を持って動けば影響はなく、結局のところ人に頼ってばかりではよくないので、1人でも複数人でも事前にしっかりと情報収集をして、当日困らないようにしておけば安心です。
ぼっち参戦の際は、事前にしっかりと情報を確認しておき、当日は時間に余裕を持って会場に向かい、会場では人の動きをよく見て行動することで、大きな失敗なく切り抜けることができています。
交友関係が広がりにくい
友達がいればどんどん交友関係が広がっていく場合があります。友達ばかりの現場にいた頃も、最初は1人での参加でした。Xで知り合った方と一緒に行動したことで、友達を紹介してもらい、数回通うだけで芋づる式に10人以上の友達に恵まれました。
もちろん、1人で参戦していても出会いがあることはあるし、1人でも挨拶する間柄の相手がいればチャンスは無限に転がっています。ですが、1人でイベントに参加し、閉演後にそのまま会場を後にすれば交友関係は広がりません。
逆にいえば、1人でも友人がいれば交友関係を広げていくことが容易くなるので、少しだけ頑張って交友関係を広げていくのも手です。
逆に、1人でいることを選ぶ場合は、1人も友人がいないとずっと1人でいることができます。
やっぱり少し寂しい
友人同士で楽しそうにしている姿を見ると、少し寂しく感じてしまいます。
喋る相手がいない、写真を取り合う相手がいない…
1人だからこその楽しさもあるので、寂しさを感じつつも楽しくイベントに参加しています。
ぼっち参戦も楽しい
1人でのイベント参戦は、メリットもデメリットもありますがとても楽しいです。
友達と参戦するからこその楽しさがある反面、1人で参戦するからこその楽しさもたくさんあります。
初めてのイベント参戦、1人だと不安なことはいっぱいあるかと思いますが、行ってしまえば案外どうにかなります。
そこから友達を作って交友関係を広げるもよし、1人でいることを選択して自由気ままに行動するもよし。
私の場合、元々いた現場に友達がたくさんいること、いざとなれば1人を回避できることから、あえて友達を作らず1人でいることを選択しています。常に誰かと一緒にいた分、1人って案外心地よく感じます。
今回はそんなぼっち参戦のメリット・デメリットを紹介しましたが、次回はぼっち参戦の過ごし方について紹介する予定です。
ぜひ公開をお待ちください。
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