推しがきっかけでDuolingoが700日続きました
Xでたまに話題になる、あの黄緑色のフクロウ。
推しの話す中国語を少しでも理解できたら楽しいかもという小さなきっかけから、気づけば連続記録が700日を超えました。
1日2分から、忘れた日はアイテムでしのぎながら、無理せず続けています。
この記事では、そんなのんびり勢のわたしから見たDuolingoを紹介します。
Duolingoってどんなアプリ?
・基本利用料無料(有料プランあり)
・英語、韓国語、中国語、フランス語など様々な言語学習に対応
・リスニングや発音などさまざまなアプローチで出題
・フレンドやリーグでモチベーションアップ
・1レッスン2分〜
Duolingoは「語学アプリといえばこれ!」といってもいいくらい有名な、無料で始めることのできる語学学習アプリ。
様々な言語に対応しており、日本語話者向けには8つの言語学習コースが用意されています。
英語話者向けにはさらに多くの言語が用意されているので、英語がある程度理解できる場合はそちらを選ぶと選択肢がより広がります。
レッスン中には様々な出題形式が用意されているため、読んで、聞いて、発音して、としているうちに、いつの間にか身についています。さらにレッスン中には過去に学習した内容も復習として組み込まれているため、自分で意識しなくてもアプリで自動的に復習ができてしまいます。
フレンドと一緒に連続記録を更新したり、クエストをクリアすることができ、個人でもレッスンで得られる経験値を他のユーザーと競って上のリーグを目指したりと、モチベーションにつながる仕組みも用意されています。
1レッスンが2分ほどで終わる内容のため、忙しい日ややる気の出ない日でもこれだけは…と続けられる手軽さも魅力です。
700日続いているわたしのDuolingo活用法
Duolingoで中国語を学び始めて約2年。
中国語を選んだきっかけは「推しの中国語が少しでもわかればいいな」と思ったことでした。
そのとき知っていたのは、「你好(こんにちは)」や「謝謝(ありがとう)」、そして台湾旅行で覚えた「我要珍珠奶茶(タピオカミルクティーください)」という、完全にゼロからのスタートでした。
語学学習といえば「資格を取る」「現地の人と会話したい」というような目標を立てがちですが、わたしが最初に決めた目標は、“Duolingoをとにかく続けること”。
三日坊主で終わらない限り、成果が全くないということはないだろうと考えたのと、英語以外の語学学習がてんでダメな自分がどこまでできるのだろうと興味が湧いてのことでした。
なので、基本は2分だけ、頑張れる日は20分。とにかく“記録を切らさないこと”を最優先にしています。
700日を達成した時点で進んでいるのは、セクション3のユニット9。まだまだ初級レベルのようです。1日2分を続けた結果なので「2年かけてもその程度」ではなく、「2年間続けたからこその成果」と言ってもいいと思います。
毎日アプリを開くのは、電車を待っている時間、通勤中、寝る前などのスキマ時間。
「ちゃんと机に向かわないと」と思っていたら、多分こんなに続いていませんでした。
Duolingoの連続記録をXに投稿していたら、オタク友達が次々と始めてくれて、今ではフレンドとしてお互いリマインドを送り合いながら、楽しく継続しています。
オタク友達と一緒にやっているうちに「ファミリープランだとSuper(有料プラン)がかなりお得に使えるらしい」という話になり、メンバーを集めて6人でファミリープランに加入。
13,200円/年を6人で割って1人あたり年間2,200円(月換算で約183円)。
オタクの財布に優しい価格で、有料プランの快適さを実感しています。
特に便利なのが、「何回間違えても続けられる」Unlimited Hearts(無限ハート)。
無料版ではライフがなくなるとレッスンが続けられないので、1回のミスが大ダメージでした。苦手な単元は1レッスンもクリアできないことも…。そういう時はライフの回復を待って過去のレッスンを復習して連続記録を維持していました。
新しい言語を学ぶ入り口
実はDuolingoのアカウントを最初に作ったのは10年以上前。英語の勉強に使ってみようと、少しだけ利用していました。当時のわたしの英語レベルは英検2級 に合格した程度、つまり高校卒業レベルでした。そのレベルで使うにはあまりにも簡単に感じました。
もちろん、学習途中の場合は、自分のレベルまでスキップできる仕様ですが、それでも自分のレベルには合わないなと思い、すぐにアプリをアンインストールしてしまいました。
英語に関しては人並み以上のレベルだと自負しているのですが、大学で第二外国語としてスペイン語を学んだ時は授業もテストもボロボロ。辛うじて単位は取得できましたが、新しい言語を習得するのが自分は不得意だと思うように。
それでもDuolingoを続けることができれば何か変化があるかもしれないと思い、アプリを再インストール。大学を卒業してしばらく経ってからのことでした。
前述の通り、中国語をDuolingoで学び始めた自分のレベルは全くの初心者。語順が英語に似ているとか、声調言語で発音が難しいということは知っていた程度です。
なので、Duolingoの中国語コースは一番最初から全くスキップをせずに利用しています。
必要なのはスマホだけなので、いつでもどこでも学習ができて、荷物が増えることもない。学習時間は1レッスン2分から。とても気軽に学習ができるので、「ちょっとやってみたい」というほんの少しのきっかけで始めることができるという点でDuolingoは新しい言語を学ぶ入口としてぴったりな学習ツールだと思います。
日常生活で気づく成長
連続記録が1年を過ぎた頃、アプリ内の進捗としてはセクション2の半ばを学習していた時、ゲームセンターでUFOキャッチャーをプレイしていると、店内で流れている中国語のアナウンスが耳に入ってきました。
すべての言葉を聞き取ることはできませんでしたが、単語を何個か聞き取ることができたことで、かなりの自信になりました。
アプリ上ではきちんと問題に正解することができているため、少しずつ身についてきているとは感じていましたが、日常生活で成長を感じると、より嬉しさが増し、何がなんでも続けるぞというモチベーションにつながりました。
さらに、推しが話す中国語も少しだけわかるようになりました。当初の目標は「推しの中国語を少しだけ理解する」ことでしたので、一応達成はしているということになります。でも、もっと聞き取れるともっと楽しくなるのは間違いないので、この目標の終わりはないのです。オタクは貪欲です。
日常生活の中で成長を感じたことで、Duolingo以外での学習も考えるようになりました。
参考書を購入してさらに理解を深めたり、中国語検定やHSKなどの受験を検討しています。もちろんビジネスで通用するレベルには程遠いですが、学んだことを明確にかたちにすることができるので、自己満足だとしてもかなり価値はあるのではないでしょうか。
700日続けて思う、Duolingoが向いている人
趣味として新しい何かを身につけたい人
「語学を学ぶぞ!」と気負わなくても、アプリを開いて、レッスンを順番に進めていくだけでOK。
スマホ1つで完結する手軽さが、趣味感覚で「新しいことを始めてみたい」という気持ちにぴったりです。
推しが外国語を喋る人
最初の動機が「推しの言葉をちょっとだけでも理解したい」でも、まったく問題ありません!
資格取得や留学を目指すわけじゃなくても、その言語を少し知っているだけで、配信や動画で推しが喋った言葉の聞こえ方が180度変わります。
たった1語でも聞き取れるとより楽しくなります。
過去に語学学習を挫折したことがある人
中学・高校で「英語ムリ…」と苦手意識がついたり、大学の第二外国語でつまずいたり。
そういった「一度つまずいた人」にこそ、Duolingoが最適です。
続けていくうちに段々とわかるようになってきて、成功体験が積み重なってくると、わたしでもできるんだとポジティブな気持ちになることができ、その次のステップに進む心理的なハードルがグッと下がります。
語学学習で毎日に彩りを
Duolingoを700日続けてきて、今までただの音として聞こえていたものが言葉として聞こえるようになりました。特に中国語は街中でもよく耳にする言語なので、周囲の「音」が突然意味を持った「言葉」として聞こえるようになるというのは、楽しい経験でした。
7年近く継続できたことで「わたしでも続けられるんだ」という自信にもなり、なにより推しの言葉がわかるという、オタ活をする上での大きなアドバンテージも得ることができました。
これからも、まずは1000日を目標にDuolingoでの学習を続けていこうと思います。
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